JF1TPR 熊野谿さんが製作したFT-290内蔵トランスバータに感化され、かねてより欲しかった1200MHz のオールモード機を手に入れるべく製作したもの。 コンセプトとしては、 ・親機となるC58(144MHzオールモード機)と一体化できるサイズにまとめる ・単独で運用できるように1W程度の出力がある ・直下型アンプを取り付けられるよう強制スタンバイ、遅延回路を内蔵する 構成的には、 ・局発はマキ電機の基板を利用(安定した局発は命) ・アンプ等にはできるだけMMIC、モジュールを使用して回路、調整を簡潔にする ・ミキサにはDBMを用いたワンミキサ方式とする(トランスバータの基礎を学ぶため) として製作してみました。 で、作ってみて学んだことですが.... (マキ電機さんで開催されているSHF技術アドバイス講習会等では各局に大変お世話になりました) ・局発用の水晶は回路構成により負荷容量等、微妙に仕様が異なる。表記されている周波数が一緒と いうだけでは目的とした周波数が取り出せないことがある。なので、水晶は局発の設計に合わせた ものを使用する。 ・ブロックダイアグラム上の各ユニットは単体で特性、性能をきちんと把握してから次段と接続する。 (私は10mWが最大入力のパワーモジュールに60mWぶち込んでたのを発見されました。てへへ....) ・SSB等、動作特性に直線性が必要とされる場合は使用するデバイスの直線性を確認する。 (私の場合、最初適当なMMICを送信ドライバアンプに使ったおかげでSSBは怪獣な声に....) とまぁ、当たり前のことが結構できてないんですよねぇ。 文章に書けば簡単なんですが、四苦八苦しつつ手直ししてなんとか形にすることができました。 でもまだ交信はできてないんですが.... |
この記事に関しての質問はお受けしません。 |