西新潟クラブのHPを参考にさせて頂きながら富士通のFLL120とセブロン電子の基板とケースを使って 2400MHzパワーアンプの実験をしてみました。 ゲートバイアス回路は7660を使ったオーソドックスな回路で外付けになっています。 セブロン電子の基板は私の腕前ではどうやってもうまく調整できなかったので、基板上のスタブはほと んど削り取り、ギガトリマと0.2tリン青銅板のスタブで整合をとっています。 FETのゲート、ドレイン部分についているスタブは大きさからいって恐らくLとして機能していて、回路 的には一般的なLC整合回路で動作しているものと思われます。この状態で入力側のSWRは約1.2となって います。 FLL120のアンプはいろいろな方が製作実験されていますが、やはり入力側の整合がポイントのようです。 この構成での調整のコツは、FETから遠いほうの入力側スタブを一番最初に調整して入力側SWRを落とし た後、FETゲート側のスタブとギガトリマを調整しさらに追い込みます。 最後にFETドレイン側のスタブとギガトリマで出力が最大になるように調整します。出力側の調整による 入力側整合の変化はほとんどありません。 ちなみにドレイン電圧11.6Vでの最大出力時、ゲートバイアス電圧は約-1.4Vでした。 気になる出力ですが、ゲインとともにほぼFLL120のデータシート通りの値が得られました。 |
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